オオタチツボスミレ
スミレ科
目次] [] [索引] [引用・参考文献] [タチツボスミレ] [エゾノタチツボスミレ
イワフネタチツボスミレ] [ムラカミタチツボスミレ] [補足〜蛇足(ケオオタチツボスミレ)
Viola kusanoana Makino
植物観察ノート 宮城県
       '09.5.24 山形県
西川町 (月山)自然博物園
  '14.5.9
仙台市 朴沢
'07.5.3 加美町
    
 荒沢
 「タチツボスミレに似ているがふつう全体が大きく、托葉も広くて、裂片が浅く、葉身が丸円身をお
 びて先が急に短くとがる。しかし産地が交わるところではしばしば区別しにくくなることもある」。
 花:「春、ところによっては初夏に葉腋から長い花柄を出し、その先に左右相称の淡紫色花を横
  向きに開く。唇弁には濃い紫のすじがあり、距は5〜7mmぐらい。花柱は棒状で曲がらぬもの
  や、先端がやや曲がるものなどがあり無毛である」「タチツボスミレによく似ているが、やや大き
  めで唇弁の紫色のすじがこまかい網の目状になる。…やや赤みが強い淡紫色」。距「白に近い
  淡緑色」「やや幅の広い縦に扁平のものが多く、白色に近いものが多いが淡紅紫色のものもあ
  る」。花柄花の頃から地上茎が目立ち、ほとんどが茎から出る。
 葉:「円状心臓形でふちには低く鈍い鋸歯が多数ある。托葉は茎の上部のものは披針形だが中
  部以下のものは卵形または広卵形で、くし歯状に羽裂するが、タチツボスミレほどには深く裂
  けない」。丸みを帯び、基部は深い心形。脈のへこみが目立ち、やや波打つ。両面とも明るい
  緑色で、質は軟らかい(cf. タチツボスミレ)。托葉は 櫛の歯状だが、幅が広く切れ込みが浅い。
  (cf. タチツボスミレ)
 茎:「長柄のある根生葉とともに束生して直立または斜上し、短柄のある茎葉を互生して、後に閉
  鎖花を腋生する」。
 【大立坪菫】
  地上茎あり
  花期:4〜5月
  高さ:15〜25cm
  低地〜山地。林、
   道端、草地など
  北海道、本州、
   九州(福岡県、
   対馬)(日本海
   側に多い)
'10.5.25 仙台市
     泉ヶ岳
'12.4.30
加美町 やくらいパーク
'14.5.9 仙台市 朴沢
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