● ニオイタチツボスミレ |
=スミレ科= |
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Viola obtusa Makino |
植物観察ノート 宮城県 |
'14.4.29 塩竃市 伊保石公園 |
'14.4.18 七ヶ浜町 君ヶ岡公園 |
'13.7.30 塩竈市 伊保石公園 |
'10.4.27 大和町 撫倉山 |
'09.4.28 石巻市 牡鹿半島 |
花:「春まだ茎が伸びないころ、束生する葉の間から花茎を高く出し、先に 微かな香のある左右相称の紅紫花を横向きに開くが、しばしば下向き気 味のときもある。花弁は広卵形で紫のすじが多く、基部1/3ほどは白い。 したがって花の中心が白く抜けていて多種とのよい区別点になる。またタ チツボスミレでは5枚の花弁がすけているが本種では互いに接している。 唇弁の距も白く、長さは6〜7mmでうやや上向き気味である。唇弁の距の 長い種類はすべてそうだが、5個の雄しべのうち、唇弁に近い2つはおの おのの2個の葯室の間から淡緑色半透明の附属物が細長くのびて距の 中に入っている」。「花弁が重なり合うように咲き、色も濃紫色〜紫紅色 で、タチツボスミレよりも鮮やか。…中心部の白い部分がはっきりしてい る」「側弁は無毛」。距「長さ6〜8mmで円筒形」。花柄「植物体、とくに花柄 に微毛があるのも識別のポイント。ただ海岸近くには無毛のものも多」い。 「茎、葉柄、花柄など全体無毛か、部分的にいくらか有毛のもの」は、ケ ナシニオイタチツボスミレ(テリハニオイタチツボスミレ) f. nuda (Ohwi) F.Maek. 。 葉:「花期の葉は小さく質が軟弱で心臓状卵円形、先は円くなって尖らず、 ふちも鈍鋸歯がならぶ。托葉はくし歯状に羽裂し、タチツボスミレに似てい る」。托葉「へりは線状に細かく深裂する」。 茎:「長柄のある根生葉とともに束生または単生し、直立してふつう短細毛 を密生している」。 |
【匂立坪菫】 花に芳香があ る…。 地上茎あり 花期:3〜4月 高さ:(花期)5〜 15cm 陽向の丘陵や 山地 北海道(西南部) 〜九州 |