ナガバノタチツボスミレ

スミレ科
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ニオイタチツボスミレ
Viola ovato-oblonga (Miq.) Makino
植物観察ノート 宮城県
'15.4.17 塩竃市
伊保石公園 逸出
茎葉
 '15.4.17 塩竃市
伊保石公園 逸出
@
'15.4.17 塩竃市
伊保石公園 逸出
根生葉
'15.4.17 塩竃
伊保石公園
逸出
     '14.10.29
伊保石公園 逸出
 花:「葉腋に長い花柄のある淡紫から淡紅紫色花を開く。花弁はやや狭
  い卵形で側弁に毛はなく、唇弁は紫のすじが濃い。距は6〜7mm」「淡
  紫色をしており、濃紫色のもあり、ニオイタチツボスミレのように
花弁が
  まとって咲く性質はない
。…側弁は無毛」。距「長さ7〜9mmで円筒形」。
 茎・葉:「茎の高さは15〜20pで斜上または直立し、長柄のある根生葉
  とともに束生し、花後に伸びて高さ30pほどにもなることがあり、上部
  に短柄のある互生葉と閉鎖花をつける。葉身は茎の下部のものは心
  臓状長卵形、上部のものは先の尖る長三角状卵形で基部は切形また
  はいくらか心臓形で、ふちには低く鈍い鋸歯がある。托葉は披針形で
  ふしはくし状に羽裂し、タチツボスミレのように粗く見える」根生葉
  心臓形
、心臓状広卵形または心臓状卵形で、先端は円形または鈍形
  をしており、
茎生葉細長いのに比べ、円頭に近い広卵状の根生葉
  を持つことがこの種の特徴。…両面無毛。葉柄は無翼無毛」。托葉「披
  針形鋭頭で、タチツボスミレと同じく縁は細かく線状に深裂する」。
 「花柱その他の概形はタチツボスミレによく似ている。しかし葉は細長く
 また下面は紫色を帯びていることが多い。花ないの時期はニオイタチツ
 ボスミレと見誤りやすいが、本種の植物体はほとんどの場合無毛で、葉
 のふちの鋸歯は円味のある鈍形にはならないので区別できる」。
 @ マダラナガナバノタチツボスミレ
f. variegata E. Hama :「葉脈
  に沿って紅紫色の斑が入るタイプ」。
 発見直後、数人のスミレ愛好家をお騒がせしたが、宮城植物の会会長・
 橋和吉先生の現地調査で、「園芸作業に伴い他所から持ち込まれた
 もの」と鑑定された。
 【長葉の立坪菫】
   茎葉が細長くなる…。
  地上茎あり
  花期:3月下旬〜5月
  高さ:10〜15cm
  海岸付近〜山地。水は
   けのよい半日陰〜陽
   向地
  本州(茨城県以西)〜
   九州  
'15.4.18 塩竃市 伊保石公園 逸出
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