● トウゴクシダ |
Dryopteris nipponensis Koidz. |
植物観察ノート 宮城県 |
'15.9.1 塩竃市 塩竃神社 |
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'15.6.17 塩竃市 塩竃神社 |
'15.6.17 塩竃市 塩竃神社 |
葉身:「2回羽状複葉で、長卵状楕円形、先端は急に狭くなって尖り、 中軸には黒色鱗片が汚く残り、羽片は斜めに開出し、長楕円状披 針形、鋭尖頭、短い柄がある。羽軸上には小さい袋状の鱗片がつ く。小羽片は卵状披針形、または長楕円状披針形、鋭頭で羽状に 切れ込み、深緑色でほとんど光沢がなく、薄い紙状の革質である」 「最下羽片の下向き第1小羽片は2番目の小羽片より小さいが、大 きくても差はわずかで中裂または深裂」「最下羽片の下向き第一 小羽片」は「第二羽片よりやや小さいか、同じ」で「中型のハの字」 (矢印)を形成する。さらに、この小羽片は「切れ込みがある」(cf. ベニシダ、サイゴクベニシダ)。「暗緑色・半ツヤ・羽片の柄はごく 短い」「小羽片の縁が波打つように見える」。 葉柄:「長くてかたく、下部には黒褐色披針形の鱗片を密生する」。 胞子嚢群:「小形で小羽片の中脈の近くに密に並び、円腎形の包膜 を持つ」。「ベニシダと非常によく似ており、中間型も多く、区別しが たいが一応 (1) 葉の先が急に細くなる、(2) 小羽片は長楕円 形で幅が広い、(3) 鱗片はたいてい黒色、(4) 葉に光沢がない、 (5) 葉の切れ込みが深い等の点で区別される。ベニシダの変種 とする説もある」。 |
【東谷羊歯】 愛知県尾張東谷 山ではじめて採 集された…。 常緑性 高さ:50〜100cm 低山の林下 本州〜九州 |
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'15.6.17 塩竃市 塩竃神社 |