● オオベニシダ |
Dryopteris hondoensis Koidz. |
植物観察ノート 宮城県 |
'15.7.5 東松島市宮戸島 |
'15.7.5 東松島市 宮戸島 |
'15.7.5 東松島市宮戸島 |
葉身:「卵形から三角状広卵形、鋭尖頭、長さ30〜50cm、幅20〜30cm、2回 羽状複生〜3回羽状深裂、中軸は褐色となることがあり、小さい鱗片があ る。羽片は有柄、三角状披針形〜披針形、羽軸の鱗片は披針形、偏平な ものが多いが、基部が袋状のものも混じる。小羽片は広披針形〜狭長楕 円形、鋭頭〜鈍頭、基部は広いくさび形で無柄、羽状に中裂〜深裂、中肋 に小さな袋状鱗片がある。葉質はややかたい草質、淡黄色をおびた緑色 で、光沢はない」。最下羽片の下向き第1小羽片は第2小羽片より「やや小 さいか、同じ」で、対になって「中型ハの字」を形成する。しかも、この小羽 片には「切れこみがある」。また、「羽片の柄は5mm以上ある」。(cf. ベニ シダ、トウゴクシダ、ヤマイタチシダ) 葉柄:「長さ20〜50cm、わら色で、多少褐色をおびることもある。葉柄の鱗片 は披針形〜狭披針形、全縁、長さ4〜8mm、基部のものでは長さ1cmをこ え、褐色〜暗褐色、辺縁はやや淡色となり、質はややかたい」。 胞子嚢群:「小羽片の中肋寄りにつき、包膜は全縁で紅紫色をおびない」。 |
【大紅羊歯】 常緑性 高さ:30〜80 cm 低山の林下 本州(関東以 西)〜九州 |