オクマワラビ
シダ植物オシダ科]=
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アイノコクマワラビ] [フジオシダ] [ミヤマクマワラビ
Dryopteris uniformis (Makino) Makino
植物観察ノート 宮城県
'13.10.28 松島町
  双観
'13.10.28 松島町
  双観山
'12.1.26
松島町 双観山
 【雄熊蕨】
   クマワラビより
   も大きく丈夫
   …。
  常緑性
  高さ:50〜80cm
  山地。林縁など
  北海道(奥尻島)
   〜九州
 葉身:「長楕円状披針形、鋭尖頭…1回羽状であるが、下半部は2回羽
  状に深裂になることもよくある。下部羽片はほとんど狭くならない。羽
  片は線状長楕円形、
円頭〜鈍頭…上部にかすかな鋸歯がある。草
  質淡緑色でつやがなく、クマワラビのようだが
葉脈が凹んで溝を作る
  ことがない
ので葉はなめらかに見える」。やや厚い草質で、表面は暗
  緑色。下部羽片の裂片は基部が
耳状に膨れるというほどではない
  (矢印)。中軸に溝があり、鱗片も密につく。(cf. クマワラビ)
 葉柄:「葉身よりもはるかに短く、通常
黒褐色の、時には黄褐色の広披
  針形または線形の
鱗片を密生する」。葉身の半分以下。
 胞子嚢群:「葉の大体中部から上方の羽片につき、小羽片や裂片の中
  脈の両側に並び、支脈の上に1個ずつつく。包膜は円腎形」。葉裏全
  体の
先半分(クマワラビは先端だけ)につき、秋以降もこの部は枯れ
  ない
。中肋と葉縁の中間につく。
 「クマワラビに似ているが、葉はより狭く、鱗片はふつう暗褐色、葉脈は
  溝にならず、胞子嚢群をつける羽片は数多く、縮小しないで、その部
  分が冬になっても枯れ落ちない等の点で識別できる」。
裏面
'12.1.26 松島町 双観山
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