'13.10.29
松島町 双観山
  '13.10.29
松島町 双観山
クマワラビ
シダ植物オシダ科]=
目次] [] [索引] [参考文献] [オクマワラビ
アイノコクマワラビ] [ミヤマクマワラビ
Dryopteris lacera (Thunb.) Kuntze
植物観察ノート 宮城県
'13.10.29 松島町 双観山
'13.10.29 松島町
双観山
'12.1.26 松島町
    双観山
 葉:「卵状長楕円形で、2回羽状複葉、長さ40〜50cmぐらい、表面は
  鮮やかな黄緑色で、
小脈は凹んで数条の溝となるが、下面は白色
  を帯びることが著しい。羽片は長卵状楕円形、
先端は次第にとがり
  基部には短い柄がある。羽軸の下面には細い鱗片がまばらに残る。
  小羽片は多少3稜状の長楕円形で鋭頭、幅5〜8mmで細かい鋸歯
  がある。基部は広く羽軸に合着するが下部の小羽片では無柄なが
  らも遊離した上、基部は多少
耳状に突出する」。下部羽片(矢印)は
  やや短縮する。下部羽片の裂片は基部が耳状に膨れる(矢印)。

  軸に溝
がある。(cf. オクマワラビ)
 葉柄:「短く、葉身の中軸とともに赤黄褐色で光沢のある長卵形また
  は披針形の鱗片を密生し、基部のものは長さ2cmにもなる」。葉柄
  は葉身の半分以下。
 鱗片:葉柄基部・中軸のものは褐色〜赤褐色。羽軸にも淡い色のも
  のがある。
 胞子嚢群:「各小羽片に2列に並び、円腎形で全縁の包膜をつける。
  胞子が散ると上部の羽片は他の羽片よりも早く枯れて捲き、後落ち
  る」。胞子嚢群がつくのは
葉の先端部だけで、しかもこの部は、胞子
  の飛散後(秋)に枯れる
。小羽軸と葉縁との中間またはやや中肋寄
  りにつく。
 【熊蕨】
   葉柄基部に黒っ
   ぽい鱗片が密生
   するのを、熊が
   多毛であるのに
   なぞらえた…。
  常緑性
  高さ:40〜80cm
  林下
  北海道(奥尻島)、
   本州(宮城県以
   西)〜九州
'13.10.23
多賀城市 加瀬沼
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