● コウゾ |
=クワ科(樹木)= |
Broussonetia kazinoki × B. papyrifera |
植物観察ノート 宮城県 |
'13.5.31 利府町 県民の森 逸出 |
'13.5.31 利府町 県民の森 逸出 |
'13.6.20 利府町 県民の森 逸出 |
【楮】 ヒメコウゾとカジ ノキの雑種。 人家近くの林中 に野生化。 |
「カジノキとヒメコウゾの雑種で、カジノキに近い ものとヒメコウゾに近いものとがある。栽培して 和紙の原料とするのはカジノキに近いもので、 葉の形はカジノキに似ていて雌雄異株である が、若枝の毛は少なく、托葉は披針状長楕円 形、葉の表面に点状毛があってざらつくが、カ ジノキのように短毛があってひどくざらつくこと はない。ほとんど果実をつけない。ヒメコウゾに 近いものは、葉に形はヒメコウゾに似ていて雌 雄同株であるが、若枝の毛が多く、葉柄は長 さ1〜2pで長く、葉身は広卵形で幅が広く、裏 面は毛が多く、花柱は長さ5〜7mmでヒメコウゾ より長いなど、カジノキの性質が入っている」。 この写真の株は雄花のみ。この花と葉の様子 はヒメコウゾと酷似するが、雄花しかないという ことで雌雄同株のヒメコウゾとはようやく区別さ れた。雌株はまだ観ていない。 |