● カジノキ |
=クワ科(樹木)= |
Broussonetia papyrifera (L.) L'Hér. ex Vent. |
植物観察ノート 宮城県 |
'11.7.21 仙台市 野草園植栽 |
'11.10.16 涌谷町 小牛田農林学校林 逸出 |
'11.5.20 仙台市野草園 植栽 |
花:「春、淡緑色の花をつける。雌雄異株。雄の花穂は若枝の下部に腋生 し、有柄、円柱形の尾状花序で、垂れ下がる。雄花の萼は4裂し、雄しべ は4個ある。雌の花穂も若枝の下部に腋生し、有柄、球形で毛のような 紫色の花柱が周囲に射出する。雌花の萼は筒状で3~4裂する。子房は 有柄で花柱は糸状」。(cf. ヒメコウゾ) 果実:「果序は短い柄があり、球形で多くの鱗片と多数の小果とからなり、 径2㎝ほどである。果実は核果で、秋に熟すと多数が果序の表面にとび 出す。果実は赤色のへら形で、多汁、1核が上部に入っており、先端に は花柱が残存している」。 葉:「有柄、互生、時には対生あるいは3輪生し、広卵形で先端は鋭尖形 基部は円形、切形、あるいは心臓形、老樹の葉は基部が楯形であるが、 若木ではそうならずしばしば3裂あるいは5裂する。葉のふちには鋸歯 があり、上面はざらつき裏面には葉柄とともに短毛が密生する。托葉は 卵形で紫色を帯び、早落する」。あまりざらつかず、質もやや柔らかい。 (cf. ヤマグワ) 幹・枝:「直立して分枝…径60㎝で、新枝には粗毛が密生する」。 樹皮:「灰黒褐色」。 |
【梶の木】 同じ紙の原料のコ ウゾをカゾ(紙麻) と呼びカゾノキ、そ れが訛って…。 落葉高木 花期:5~6月 高さ:10~12m 山野 本州(中部地方以 西)~沖縄 |