花:「秋に茎の頂に多数の頭花が集散状につく。総苞は 狭い長楕円体で下部は白色、上部は紫を帯び、総苞 片は5個、長楕円形で乾膜質。頭花は5個の白色筒 状花からなり、冠毛も白色」。 葉:「五角状腎臓形で、基部は広い心臓形、幅10〜15 cmぐらい、ふちには不整の鋭い鋸歯がある。葉質は 膜質で下面の脈上には葉柄とともに淡褐色の縮れた 長毛が密生し、葉柄は葉身よりも短くて黒く、基部には 耳状の翼はない」。基部は茎を抱かない。(cf. イヌド ウナ、ヨブスマソウ) 茎:「直立し…稜があって節ごとにジグザグに屈曲し、 まばらに2〜3葉を互生する」。 「本種はカニコウモリに似ているが、彼は葉の下面に褐 色の毛がなく、花は偏側総状につき、総苞片も3個であ るので区別ができる」。 |
● オオカニコウモリ |
=キク科= |
Parasenecio nikomontanus (Matsum.) H.Koyama |
植物観察ノート 宮城県 |
【大蟹蝙蝠】 花期:8〜10月 高さ:30〜100cm 山地。湿り気のあ る落葉樹林など 本州 |
'14.10.19 大衡村 達居森 |
'08.9.14 南蔵王 硯石 |
'14.10.19 大衡村 達居森 |