ヨツバシオガマ北方型

ゴマノハグサ科(草)
[目次] [] [索引] [参考文献] [ヨツバシガマ南方型] [エゾシオガマ]
オニシオガマ] [シオガマギク] [トモエシオガマ] [コシオガマ]
Pedicularis chamissonis Steven var. japonica (Miq.) Maxim.
植物観察ノート 宮城県
'13.7.14 山形県西川町 月山・姥ヶ岳
 ≪ヨツバシオガマ≫(新牧野日本植物圖鑑)
 花:「茎の頂に花穂をつけ、数層の4個ずつの輪生する花を開
  く。萼は卵球形の筒状で先端に5つの突起がある。花冠は紅
  紫色で長さ15〜20mm、唇形で下部細長い筒となり、上部は
  2裂して唇形となる。花冠上唇は先端が細長いくちばし状と
  なり、下唇は幅広く3裂する。2本ずつ長さの異なる4本の雄
  しべをもち、葯は上唇内にある」。
 果実:「ゆがんだ長楕円体の刮ハで、紡錘形の多数の種子を
  もつ」。
 葉:「4枚ずつ輪生し、根生葉は長い柄をもち、上部の葉は柄
  が短く、長卵形または長楕円状披針形で羽状に深く裂け…
  裂片は披針形で細かい鋸歯がある」。
 茎:「直立して高さ15〜50cm」。

 ≪以下、北方型の特徴≫(cf. 南方型)
 1)花:花弁が萼から出るところで
「へ」の字形に曲がる
 2)葉:裂片の
幅がやや狭い
 分布域のデータなどは北方型・南方型分離以前のもの。学名
 での区別はまだなされていないらしい。
'13.7.14 山形県西川町
     月山・姥ヶ岳
'13.7.14 山形県西川町
     月山・姥ヶ岳
            '13.7.14
山形県西川町 月山・姥ヶ岳
 【四葉塩竃】
  花期:7〜8月上旬
  高さ:10〜30cm
  亜高山〜高山。礫ま
   じりの草地・岩場
  本州(中部以北)
inserted by FC2 system