● ウゼントリカブト |
Aconitum okuyamae Nakai |
植物観察ノート 宮城県 |
'12.9.15 山形市野草園 |
'12.9.15 山形市 野草園 |
'12.9.15 山形市 野草園 |
'12.9.15 山形市野草園 |
'12.9.15 山形市野草園 |
【羽前鳥兜】 蔵王山の山形県 (羽前国)側で発 見された…。 花期:8〜10月 高さ:50〜180cm 山地、低山。森林、 林縁、湿地、池 沼 本州(関東以北) |
花:「青紫色ないし淡菫色、長さ30〜45mm、外面に開出毛がある。花序は総状な いし散房状、花梗は長さ2〜4cm、全体に開出毛が密生し、上端部に腺毛を混じ える。かぶとは円錐形または僧帽形で、先端は短く尖る。蜜弁の身部は幅4〜5 mm、ふくらみ、柄は長さ10〜12mm、距はふつう太くかつ短く屈曲する。雄しべ には開出毛が生えるかまれに無毛。雌しべは3〜4個、多少とも斜上毛が生える か、ときに無毛」。花柄に腺毛がある。 袋果:「長さ約20mm、直立する」。 葉;「花時に根生葉と下部の茎葉は生存しない。中部の茎葉の葉身は長さ8〜20 cm、腎円形、掌状に5〜7裂し、裂片には粗い鋸歯があるか、ときに羽状に浅裂 して終裂片は狭卵形となり、葉柄は長さ3〜9cm、ふつう屈毛があり、ときに開出 毛を混じえる」。 茎:「林内や林縁に生えるときは斜上してしばしば彎曲し、草原に生えるとき直立し …よく分枝するが枝はあまり伸長せず、上部に屈毛がある」。 「オンタケブシによく似ているが, 本種は分枝した枝があまり伸長せず, 花梗が花と 等長かより短く, そしてそのために花序に花がより密集すること, 上萼片がより浅い 円錐形で, 花弁(密腺)の距が短く屈曲する点で区別される」。 |