● ヒナウチワカエデ |
=カエデ科= |
Acer tenuifolium (Koidzumi) Koidzumi |
植物観察ノート 宮城県 |
'11.5.26 仙台市 東北大学植物園 植栽 |
'11.5.26 東北大学植物園 植栽 |
'11.5.26 東北大学 植物園 植栽 |
【雛団扇楓】 ハウチワカエデ に比べ繊細な 作り…。 落葉小高木 花期:4〜5月 高さ:5〜10m 山地 本州(福島県以 南)〜九州 |
花:「雌雄同株。ひとつの花序に雄花と両性花が混生する。…直径約5mm の花を複散房花序に10個内外つける。花序は無毛または最初まばらに 毛がある。花弁は5個で淡黄色、またはわずかに紅色を帯びる。雄しべは 8個、葯は黄色。雄花の中心には軟毛がある。子房には白い軟毛が密生 する。萼は褐紫色で無毛」。 果実:「枝の先につき、多くは1果を頂生するだけである。翼は広く平開し毛 はない」「翼果。分果は長さ2pで、翼は斜めに開く。7〜8月に熟すが、ひ とつの果序に1〜3個しか実らない」。 葉:「細くて長い柄があり対生する。葉身は円形で基部が深い心臓形であ る。掌状に9〜11中裂し、時には深裂する。オオイタヤメイゲツに似ている が小形長さ4〜5p位、薄質である。裂片は披針形で欠刻状の重鋸歯をも つ。裂片の間の切れ込みは先端が丸く、空所ができるからオオイタヤメイ ゲツと区別される」「肉質は極めて薄い」(学名の意味)「裂片の先はやや とがる」。 樹皮:「緑色〜淡灰褐色で平滑」「成木は黒ずんだ灰色で縦に浅く割れる」。 |