エビヅル

ブドウ科(樹木)
Vitis ficifolia Bunge var. ficifolia
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植物観察ノート 宮城県
雌株
'15.8.16 七ヶ浜町 君ヶ岡公園
'15.8.16
七ヶ浜町 君ヶ岡公園
'13.6.254 涌谷町
     
相野沼
'15.8.16
七ヶ浜町 君ヶ岡公園
雄花
'13.6.254 涌谷町
相野沼
雌花
  '15.8.16
七ヶ浜町 君ヶ岡公園
 【海老蔓】
   特に若い葉下面
   と茎の赤紫の毛
   がエビ色…。
  落葉つる性
  花期:6〜8月
  丘陵帯〜山地帯
   下部。林縁
  本州〜九州  
 花:「雌雄異株」「小さい柄のある円錐花序は葉と対生し、淡黄緑色の小さい
  花が密につき、夏に開花する。花序の柄には時々1本の巻ひげがある。萼
  は輪形。5個の花弁は先端で互いにくっついているが、下部では離れ、花
  床から離れ落ちる。雄しべは5本であるが雌花では熟さず、また雌しべは
  1本で雄花のものは熟さない」。
 液果:「房となり、小さい球形で径5mmぐらい、黒く熟し、食べられる」。
 葉:「葉柄があり、心臓状円形で、3〜5の切れ込みがあり、時には切れ込み
  は深く、ふちには鋸歯があり、上面では無毛で、下面は白色あるいはうす
  茶色の綿毛が密にある。ことに若い葉と茎にはびっしりとうす赤紫の毛が
  あって美しく、この色をエビの色に見立ててエビヅル、古くはエビカヅラと
  いった」。縁は3〜5つに切れ込むが、その形は変化が多い。葉裏には全面
  に淡褐色または白色のクモ毛がある。
 茎:「古い茎は褐色でやや平たく節があり、多少ジグザグに曲がる。若い枝
  には白い毛がある」。
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