=カヤツリグサ科= |
● コウボウムギ |
Carex kobomugi Ohwi |
植物観察ノート 宮城県 |
'15.5.5 七ヶ浜町 吉田浜表浜 |
雄花序 |
雌花序 |
'15.5.5 七ヶ浜町 吉田浜表浜 |
'15.5.5 七ヶ浜町 吉田浜表浜 |
'15.5.5 七ヶ浜町 吉田浜表浜 |
「全体に剛強で太くて長い根茎がある」。「雌雄異株まれに同株」。 花:「晩春から夏にかけて、前年の株のわきに茎が出て、先端に1 個の大形の花穂をつける。雌雄異株。茎は3稜形で平滑。雄花 穂は長卵形体で黄色の葯が著しい。雌花穂は長さ6p内外、粗 大で強剛な小穂が密集し小穂は先が鋭く尖り汚濁色を呈する。 果胞は大きく鱗片より短く、披針形で長がい嘴状をし、硬く厚い 壁からない、なめらかで褐色をして長さ1p以上ある」。花序「無 柄の小穂を密に頂生。雄小穂は長楕円形、長さ3〜5cm。雌小 穂は楕円形、長さ3.5〜5cm」。雄鱗片「暗栗色〜栗色、長芒でざ らつく」。雌鱗片「長芒でざらつく」。 茎・葉:「茎および葉は所々の節から砂上に出てその基部は黒褐 色の古い葉鞘の繊維に包まれ永く残存する。葉は彎曲し強靭 で広線形、長さ20〜30p、幅5〜8mm、両面なめらかでふちに鋭 い鋸歯がある」。葉「有花茎より長く、幅2〜8mm」。 基部の鞘:「暗褐色〜褐色」。 |
【弘法麦】 枯れた葉鞘の繊維 で筆を作った…、 弘法大師を連想…、 実が麦に似るが食 用にはならない。 別名:フデクサ 花期:4〜7月 高さ:10〜20cm 海岸。砂地 北海道(西南部)〜 九州 |