● ウスバサイシン |
=ウマノスズクサ科= |
Asarum sieboldii Miq. |
植物観察ノート 宮城県 |
【薄葉細辛】 細辛は近似種の 薬草…。 花期:4〜5月 茎は地を這う 高さ:(葉)5〜8cm 山地。やや湿った 林下 本州(中部、関東 南部〜中国地 方) |
近年の研究で、本種はいくつかの種に細分化され、少 なくとも本宮城県に自生するものは トウゴクサイシン と命名・分離された。本種は未取材のため、写真削除。 |
花:「茎の先から出た2枚の葉の基部に1個つく。萼筒は 筒形または扁球形で、長さ5〜9.5mm、径9.5〜15mm、 萼口は広くなり、その径は萼筒の変分以上である。萼 筒内壁は暗赤色で、縦に低く隆起した17〜26の襞が ある。萼裂片は三角状広卵形で縁は外に反り返り、先 はとがりつまんだようになる。雄蕊は12個、花糸は葯と 同長かあるいはやや短い。花柱は6個で、先は短く角 状に伸びて2つに割れ、その基部の外側に柱頭が位 置する」。 葉:「茎の先に1〜2個の葉を毎年つけ、葉柄は暗紫色で 長い。葉身は薄く、卵形で長さ3.5〜13p、幅3〜12p、 先は急にとがり、基部は深い心形。表面は光沢がなく、 葉脈に沿って短毛が生える」。 |