● オクエゾサイシン |
=ウマノスズクサ科= |
Asarum heterotropoides F.Schmidt |
植物観察ノート 宮城県 |
'13.6.13 山形県遊佐町 鳥海山 |
花:「花の展開とともに開花し、紅紫色または淡褐色である。萼筒は上下にやや押し つぶされた形の偏球形で、径1p内外、内面に縦に隆起した15本ほどの襞をもつ。 萼裂片は広卵形で、平坦、先が尖らずに後方へそりかえるののがこの種の特徴 である。子房は上位、萼筒内で高くもりあがり、その上に6個の花柱を直立する。 花柱背部は上方にのびて短いつの状になる。雄しべは12個、それぞれ短い花糸 で子房壁に付着する。葯はいずれも外側に裂開する」。(cf. トウゴクサイシン、ウ スバサイシン) 茎・葉:「ウスバサイシン同様短い茎は地に伏し、初夏にその先から長い柄をもつ2 枚の葉を向いあうように開く。葉は広卵形、先はあまり尖らず、基部は深い心形で 表面に短い毛を散生する。葉は晩秋には枯れ、根茎で冬を越す」。(cf. トウゴクサ イシン、ウスバサイシン) 「茎を切ると特異なにおいがあり、ウスバサイシンやクロフネサイシンとともに”細辛” として薬用にする」。 |
【奥蝦夷細辛】 奥蝦夷(サハリン) に分布する…。 花期:5〜6月 高さ:10〜20cm 低地〜亜高山。林内 北海道、本州(東北 中部以北) |
'13.6.13 山形県遊佐町 鳥海山 |
'13.6.13 山形県遊佐町 鳥海山 |