メヤブマオ
イラクサ科(草)
Boehmeria platanifolia (Maxim.) Franch. et Sav. ex C.H.Wright
植物観察ノート 宮城県
[目次] [] [索引] [参考文献] [ヤブマオ] [アカソ] [ナガバヤブマオ
  '14.6.26
松島町 扇谷
'14.6.26 松島町
扇谷
  '10.10.3
大和町 笹倉山
'14.8.22 大和町 笹倉山
 【雌藪苧麻】
   ヤブマオに比べ
   て、葉が薄く、花
   穂も細い…。
  花期:8〜10月
  高さ:〜1m
  山野。林内
  日本全土
 花:「雌雄同株」「雌花の集団は互いに離れ、細い穂状になって垂れる」「葉腋
  から細い穂状花序をのばし、雌花をつける。ふつう雄花はつけず、雌花はヤ
  ブマオ同様に無融合生殖によって種子を結ぶ。雌花の2枚の花被は筒状に
  合着して子房を包み込み、宿存性で、果期には倒卵形となり粗毛がある」。
 痩果:「全面に短毛があり、上部に長いあらい毛がある」。
実の塊と塊の間に
  隙間
がある。(cf. ヤブマオ、アカソ)
 葉:「
対生し、裏面に白色綿毛がない」「卵円形…薄く、両面に短毛が多く、先
  は大きく
3裂することが多い」「先は3浅裂で重鋸歯になるものが多い」「広円
  形でふちに粗大な重鋸歯があり、葉の先は浅く3列する。葉質は薄い。葉面
  ・葉裏には軟毛がある。小形の個体はアカソに似ているが、葉裏には必ず
  軟毛があるので区別できる」「基部は
切形」「縁の鋸歯は先端に近くなるほ
  ど
だんだん粗くなる」。先端部の切れ込みが大きい(cf. ヤブマオ)。
 茎:「短毛がある」(叢生」。
 「ヤブマオとの間には中間形がある。外部形態上はヤブマオとアカソの中間
 的性質をもっており、両者の交雑に起源したものかもしれない」。
'14.8.22 大和町 笹倉山
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