● ヤブマオ |
=イラクサ科(草)= |
Boehmeria japonica (L.f.) Miq. var. longispica (Steud.) Yahara |
植物観察ノート 宮城県 |
'14.8.1 東松島市 宮戸島 |
'14.8.1 東松島市 宮戸島 |
'14.8.7 七ヶ浜町 吉田浜表浜 |
'14.8.1 東松島市 宮戸島 |
【藪苧麻】 花期:8〜10月 高さ:1m 山野。道端など 日本全土 |
「中部地方以北ではラセイタソウとの交雑に由来するものが多く、ヤブマオ自体はまれで ある。…メヤブマオやハマヤブマオとの間には中間形があり、厳密には区別できない」。 花:「葉腋から穂状花序をのばし、密に雌花をつける。ふつう雄花はつけず、雌花は無融 合生殖によって種子を結ぶ。まれに雄花をつけることがあるが不稔である。雌花の2枚 の花被は筒状に合着して子房を包み、果期まで宿存する。果期の花被筒は倒卵形で 密に毛がある」。雌雄同株。雄花序は下方の葉腋に、雌花序は上方の葉腋につく。 そう果:「集団は密接して長い穂状になる」。(cf. アカソ) 葉:「円形または卵円形でふちには重鋸歯があり、鋸歯の大きさも細かいものから粗大 なものまで変異がある。葉面・葉裏には軟毛がある」「対生し、裏面に白色綿毛がな い」「卵状長楕円形で、先はとがり、やや厚く…上縁はときに重鋸歯になる」「裏面に多 少の短毛があ」る。先が尾状に尖り、ざらつく。鋸歯は先端にいくほど粗くなり、ときに 重鋸歯が混じるものもあるが(cf. ハマヤブマオ)、大きな裂はできない(cf. メヤブマ オ)。鋸歯の数は20個以下(10数個)(cf. ハマヤブマオ)。 「茎にも葉にも短毛が多い」。 |
'08.9.30 石巻市 雄勝 |