● ヤマオダマキ |
Aquilegia buergeriana Siebold et Zucc. var. buergeriana |
植物観察ノート 宮城県 |
'16.619 岩手県岩泉町安家洞 |
'16.619 岩手県岩泉町安家洞 |
'16.619 岩手県 盛岡市早坂高原 |
'16.619 岩手県 岩泉町安家洞 |
花:「上方で分枝し、上端が花梗となって大きい花が下向きに開く。萼は 褐紫色で5個、半開し、卵状披針形で先端は狭鈍形、長さ17mmぐらい。 花弁は5個、直立して萼片と互生し、ほぼ切形の長楕円形で萼片より 短く、上部は淡黄色で基部はやせた距となり、わずかに内方へ弓状に 曲がり花の外に長くつき出し、距はだんだん狭まって遂に小球状とな る。距は萼と同様に褐紫色をしている。雄しべは多数、長短不同、内部 に白い膜質の狭長な鱗片があり子房のまわりをとりまいている。雌し べは5個、子房は狭長で細毛があり、花柱は長い」。 袋果:「5個、直立し短い細毛がある」。 葉:「根生葉には長柄があり、2回3出複葉で、小葉は広いくさび形または 切形状くさび形で2〜3深裂、あるいは尖裂し、裂片はくさび形で更に2 〜3の鈍頭歯牙があり、葉の上面は緑色、下面はやや粉白色をしてい る」。 「花全体が黄色のものも多く、キバナノヤマオダマキ f. flavescens Makino とよばれる」。 これらの写真はキバナノヤマオダマキ型のものだが、距の曲がり具合は 強いものから弱いものまで連続的にあるようだ。従って、オオヤマオダマ キ(キバナオオヤマオダマキもあるという)との根本的な違いは何かが問 題となる。 |
【山苧環】 花期:5〜6月 高さ:30〜50p 山地。草地や 林縁 北海道〜九州 |
'16.619 岩手県岩泉町安家洞 |