● ヤシャゼンマイ |
Osmunda lancea Thunb. |
植物観察ノート 宮城県 |
'11.5.20 仙台市 野草園 植栽 |
【夜叉銭巻】 痩せたゼンマイ が訛った?…玄 孫・”やしゃご” ゼンマイ?…。 夏緑性 高さ:30〜50cm 水辺の岩や斜面 本州〜九州 |
葉:「営養葉、胞子葉の2形があり1株上にともに 束生する。営養葉はやや開出して、長さ、葉柄 と共に30〜50p、葉柄には綿毛がなく、葉身は 2回羽状複葉、小羽片は長楕円状披針形、ま たは狭い披針形。長さ3p、幅7〜10mm、両端 ともに鋭尖形または鋭形、基部は両側が同形 で通常短い柄がある。葉質はやや革質、ゼンマ イより厚質、全く無毛、互にへだたり、斜に開出 する。春早く営養葉に先立って胞子葉が高く立 ち淡褐色の綿毛をかぶり、全形はほぼゼンマイ のそれに似る。その小羽片は赤褐色で線形、 多数の胞子嚢を密生する」。 「ゼンマイとは小羽片の形、短いがはっきりした 柄をもつこと、葉質のかたく厚いことで区別でき る。しかし時には無柄、基部の左右が同形でな く、前側がくさび形、後側が円いくさび形をとるも のがあって、区別が多少困難のことがある。これ はオクタマゼンマイ(オオバヤシャゼンマイ) O. × intermedia (Honda) Sugim. とい い、ゼンマイとの雑種と考えられる」。 |
'11.5.15 東北大学 植物園 植栽 |
'11.5.15 仙台市 東北大学植物園 植栽 |