● ミヤマワラビ |
Thelypteris phegopteris (L.) Sloss. ex Rydb. |
植物観察ノート 宮城県 |
'16.7.18 大和町吉田 大倉山風穴 |
'16.7.18 大和町吉田 大倉山風穴 |
'16.7.18 大和町吉田 大倉山風穴 |
葉身:「うすい草質で上面には細毛をまばらにつけ、下面に は毛と鱗片とが混じって生えているので手ざわりはビロー ド状に感ずる。長さは10〜20p、卵状三角形で鋭尖頭、 1回羽状複葉で羽片は披針形、先は長くとがり、さらに羽 状に深裂または全裂する。数は少なく、ほぼ対生して中軸 から開出し、下部の1〜2対は手前に向いているが押し葉 にするとやや下方に向かうように見える。基部はたいてい 中軸に合着し、上部では軸に独特の形でひれ状に流れこ の部分は目立つ。裂片は長楕円形で鈍頭かつ全縁」。 葉柄:「やせて長く質はもろく葉身よりも長く10〜25cmあり、 下部には淡褐色披針形の鱗片がまばらにつく」。 胞子嚢群:「小羽片のふちに近くつき、黄色で楕円形、包膜 はない。胞子嚢には時に突起が出る」。 |
【深山蕨】 主としてブナ帯 以上の高山に 生える…。 夏緑性 高さ:20〜50p 深山。林下 北海道、本州(中 部地方以北、 中国地方)、四 国、九州 |