● ヒロハイヌワラビ |
Athyrium wardii (Hook.) Makino var. wardii |
植物観察ノート 宮城県 |
'15.6.14 山形県鶴岡市気比神社 |
'15.6.14 山形県鶴岡市 気比神社 |
葉身:「長さ20〜35cm、三角形から広卵形、硬い草質で2回羽状複生、上 方は急に狭くなるので、一見羽片状に見える。羽片は先端の頂羽片状 のものを除き4〜6対あって、広披針形、鋭尖頭、はっきりした柄があり、 下部羽片では1cmを超すこともある。小羽片は柄がないか、基部羽片で は短い柄があり、楕円形から狭卵形で左右が不同。基部の前側は耳状 に突き出る。羽軸や小羽軸の下面にはふつう細かい毛がある」。 葉柄:「長さ10〜20cmあって、ふつう葉身より短く、基部付近に広線形、全 縁、褐色の鱗片を密につける。葉軸は多少紅紫色を帯びる」「葉柄基部 の鱗片は…中央が濃くなることもある」。 胞子嚢群:「中肋寄りに細長く斜上し、長さ2〜5mm。包膜は線形または披 針形でまれに背中合わせのものが混さり、全縁」「包膜は三ヵ月形」。 「カラクサイヌワラビに似るが鱗片が小さく淡色で、羽軸下面が有毛」。 |
【広葉犬蕨】 夏緑性 高さ:30〜80cm 低山の林下 本州(東北南部 以西)〜九州 |
'15.6.14 山形県鶴岡市気比神社 |