● オヒョウ |
=ニレ科= |
Ulmus laciniata (Trautv.) Mayr |
植物観察ノート 宮城県 |
'08.6.15 大和町 升沢 |
'08.6.15 大和町 升沢 |
'08.6.15 大和町 升沢 |
花:「去年の枝の上に淡黄緑色の細かい花がむらがってつく。萼は5〜6裂し、 裂片はほぼ円形、縁毛がある。雄しべは5〜6個で紫紅色を帯び、萼より長く つき出ている。子房は1個で花柱は2分する」。 翼果:「扁平、周囲に膜質の翼があり、広卵形で長さ1.5pぐらい」。 葉:「互生で短い柄があり、広倒卵形あるいは楕円形で先端には普通3つの尖 った裂片があり、基部はくさび形または鈍形、左右は著しく不同で、ふちに二 重鋸歯があり、長さ6〜15pぐらい、表面はざらつき、短い毛がある」。葉脚は 浅い心形で左右不同(cf. ハシバミ)。 幹:「直立して分枝」。樹皮「網目状に裂けてはがれる傾向が強い」「北海道の アイヌはこの樹皮をはがしてアツシと呼ばれる布を織り着物にしている」。 |
【漢字名表記なし】 アイヌ語…。 落葉高木 花期:4〜5月 高さ:10〜15m 山地。沢沿い 北海道〜九州 |