● エゾエノキ |
=ニレ科= |
Celtis jessoensis Koidz. |
植物観察ノート 宮城県 |
'16.6.1 大郷町 東成田 |
'13.6.30 角田市 斗蔵山 |
'07.11.6 岩手県平泉町 中尊寺 |
花:「新枝の葉腋につき、長い柄があるが目立たない。雄花と雌花があり、萼片は4個で 平開する。雄花には雄しべが4個あり、萼片と対生する。雌花には小さい雄しべが4個 あり、子房は緑色で楕円形、柱頭は長い2個の耳状の分枝に分かれて開出する」。 果実:「核果、長い柄があって少し下垂し7〜8mm、秋に黒く熟す」。 葉:「有柄で互生し、卵形または卵状楕円形、長さ5〜10cm、先端は尾状鋭尖形、基部 は広いくさび形あるいは円形、左右がやや不同、ふちには鋭い鋸歯があるが、下部の 3分の1にはない。表面は濃い緑色で少しつやがあり脈は基部から3本でる」。やや基 部から鋸歯がある。裏面は白味を帯びる。(cf. エノキ) 樹皮:「灰褐色。小さな皮目は多いが、割れ目はない」。エノキより白っぽい。 枝:「本年枝は細い。2年目以降の枝は赤褐色を帯び、滑らかで無毛。稜角があり、灰 白色の小さな皮目が散生する」。 「エノキと似ているが葉の鋸歯が多く、鋭く、果実が黒く熟すのではっきり区別出来る」。 |
【蝦夷榎】 落葉高木 花期:4〜5月 高さ:20〜30m 山地 北海道〜九州 |
'16.6.1 大郷町 東成田 |