● テキリスゲ |
=カヤツリグサ科= |
Carex kiotensis Franch. et Sav. |
植物観察ノート 宮城県 |
'06.6.25 利府町 県民の森 |
「根茎は短く、叢生する」。 花:「(茎の)上部に5〜6個の小穂を出す。小穂は垂 れ下がり、雄小穂は頂につき線形で淡褐色。雌小 穂は円柱形で長さ10p内外、密に小さい果胞を多 数つけ、初め緑色、後にやや褐色に変わり熟すと 脱落し易くなる。鱗片は卵形で先は急に凸形とな り短い芒があり、質は薄い膜質。果胞は広卵形体 で長さ2〜2.5mm、鱗片より幅広く、緑褐色。柱頭 は2個」。小穂「4〜7個、やや接近し、…頂小穂は 普通は雄性、線形で長さ4〜4mm。側小穂は雌性、 円柱形で長さ3〜10cm、幅3〜4mm、下方のものは 垂れさがる」。長い柄がある。雌鱗片「淡緑色、倒 卵形で凹頭または円頭で短芒端、果胞と同長」。 葉:「茎より高く、幅広い線形、幅は7〜8mm位、質は 強靭でふちには細く尖った小歯があって著しくざら つく」「幅4〜8mm」。 基部の鞘:「濃褐色で糸網のある鞘状葉」「葉身を欠 き、濃褐色で硬く糸網を生じる」。 茎:「硬い三稜形、稜はざらつ」く。 |
【手切り菅】 茎や葉が非常 にざらつき手を 切るほど…。 花期:5〜7月 高さ:30〜60cm 山地。川岸、崩 壊地などの水 湿地 北海道〜九州 |
'06.6.25 利府町 県民の森 |