ケチヂミザサ
イネ科(草)
Oplismenus undulatifolius (Ard.) Roem. et Schult. var. undulatifolius
目次] [] [索引] [参考文献] [コチヂミザサ]
植物観察ノート 宮城県
'15.9.14 松島町 扇谷
'15.9.14 松島町
      扇谷
15.10.3 色麻町
    小栗山
'15.9.14 松島町
   扇谷
'15.9.14 松島町
 扇谷
 「葉面、葉鞘、花序など全体に開出した毛が生える」。
 花:「(茎)頂に直立した花穂をつけ、花穂軸に多くの毛がある。花穂は花穂軸
  からさらに1回短く分枝し、その上に無柄の小穂をつける。小穂は緑色で長
  さ2mm位、長楕円形で3枚の苞頴(最上の1枚は実は不稔花の護頴)があり、
  頴にはすべて毛があり緑色で薄い洋紙質で、外側から各7mm、3mm、0.6
  mm位の長さの芒を持つ。護頴と内頴は黄白色で革質、固く相抱いている。
  熟す頃になると芒の上に粘る露を出し、頴果を伴った小穂を衣服等に粘着
  させ、一種の臭気がある」。
 葉:「互生し、披針形で先は鋭く尖り、わずかに毛があり、深緑色で薄く、ふち
  に皺がある。葉鞘には一面に開出した粗い毛が生えている」。
 茎:「下部は地面を横にはい、節から根を下し、質は硬く冬でも枯れない」。
 「チヂミザサ…別名コチヂミザサ・ケチヂミザサ」「チヂミザサは毛による変化
 が多く、葉や葉鞘、花序の軸に毛が多いものをケチヂミザサ、全体に毛が少
 なく、花序の軸が無毛のものをコチヂミザサと呼ぶことがある」。(山渓ハンデ
 ィ図鑑1「野に咲く花」)
 「維管束植物目録」(米倉浩司)では、「チヂミザサ(広義)」の下にコチヂミザ
 サ、ケチヂミザサを変種として位置づけている。
 【毛縮み笹】
   チヂミザサの全
   体に毛の多いタ
   イプ。葉が笹に
   似ているがふち
   が皺曲している
   …。
  花期:8〜10月
  高さ:10〜30cm
  山野。林内
  日本全土
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