エゾエンゴサク

　従来本州の東北地方から北陸地方
　で本種とされていたものは、別種オ
　トメエンゴサクとして区別されるよう
　なった。未取材につき写真削除。

　「無毛または毛状の乳頭突起がある。地下に球形で径1～2㎝の塊茎がある」。
　花：「花茎は高さ10～30㎝で。2個の普通葉とその下に1個の鱗片葉とがあって、
　　ときに鱗片葉の腋から枝を出し、まれに普通葉の腋から枝を出す。…花序は
　　頂生で、ふつうは多数の花を密につける。…苞は卵形で全縁。花柄は長さ1
　　㎝内外。花はふつう青～青紫色で、長さ17～25mm、距は基部で太くしだいに
　　細くなる傾向が強い。下側の花弁の小距はほとんどないものから明瞭に突出
　　するものまである」。
　蒴果：「線形で長さ15～23mm、種子はなめらかで光沢があり、黒褐色」。
　葉：「普通葉は柄があって、1～3回3出複葉。小葉は線形から卵円形まで個体
　　による変異が多く、長さは1～3㎝、全縁かまたは3裂し、鈍頭または円頭」。

＝ケシ科＝