● ジャゴケ |
=コケ植物(ジャゴケ科)= |
Conocephalum conicum (L.) |
植物観察ノート 宮城県 |
'15.4.2 七ヶ浜町 君ヶ岡公園 |
【蛇苔】 葉状体の背面の 模様が蛇の鱗に 似ている…。 湿った土上、岩上 人家のまわり〜 亜高山帯 北海道〜琉球 |
「濃緑色。葉状体は長さ3〜15mm、幅1〜2cm、2叉状に 分岐し、気室は大きく、一層で、底面に緑色の同化糸が 密生し、同化糸の先端はくちばし状の透明細胞がつい ている。腹鱗片は2列で仮根の両側に並び、付属物は 円形で紫色。雌雄異株。雌器は体の先端にでき、柄は 長く、白色で、仮根溝はない。雌器床は円錐形で内面に 5〜8個の袋状の包膜をつくり、各包膜に1個の胞子体を 入れる。凾ヘ円形、4〜8裂する。剳ソはゼニゴケ類とし ては長い。弾糸は短く、繁華に富み、3〜5らせん。胞子 は緑褐色、70〜90μ、表面は大小2形の小突起でおお われる。雄器床は体に先端につき、いぼ状」「独特な松 葉臭と茸臭がする」「仮根に平滑型と有紋型がある」「胞 子は早春に成熟する。ゼニゴケ目の種としては例外で、 雌器托柄を分散させる早春に急伸長する」。 |
'15.4.2 七ヶ浜町 君ヶ岡公園 |