● ホクリクムヨウラン |
=ラン科= |
Lecanorchis hokurikuensis Masam. |
植物観察ノート 宮城県 |
'11.6.28 仙台市野草園 |
C |
'13.6.30 角田市 斗蔵山 |
B |
A |
'13.6.30 角田市 斗蔵山 |
子房部 |
↓ |
@ |
'11.6.28 仙台市 野草園 |
「常緑広葉樹林(スダジイ、ウラジロガシなど)下にはえる。根茎 は深く地中に入り、よく分枝する。これはこの種が、本属の中で も最北に分布することから生じた適応であろう。地上茎は暗緑 色、高さ20〜40p。…数花を総状につける。花は暗紫色で多少 垂れ下がり、あまり開かない。子房は約4p、表面に微細な突 起がある。苞は卵状披針形、長さ5mm。背萼片、側萼片は倒披 針形、長さ15mm、幅3mm、側萼片が背萼片よりやや細い。側 花弁は倒卵状披針形、萼片とほぼ同長。唇弁は倒卵形で長さ 13〜15mm、分裂しない。唇弁の基部は蕊柱と合着、先端の内 面に黄褐色の毛が密生する。蕊柱は白色、長さは唇弁の2/3。 葯室は2個、卵形の花粉塊を出す」。 @ 葉:退化して鱗片状。A 子房部。B 果実。C 花茎(BCは 前年の枯れたもの)。ABCに小突起がある(この特徴でム ヨウランと区別されるという)。 |
【北陸無葉蘭】 北陸地方で発見 されたムヨウラン …。地生の無葉 緑腐生植物。 花期:6〜7月 高さ:20〜40cm 常緑広葉樹林下 本州(東北南部以 南)、四国、九州 ・琉球 |