ショウジョウバカマ
ユリ科(草)
Helonias orientalis (Thunb.) N.Tanaka
植物観察ノート 宮城県
[目次] [] [索引] [引用・参考文献] [シロバナショウジョウバカマ
'06.4.18 利府町 県民の森
@
'11.4.13 仙台市
野草園 植栽
'11.4.10 仙台市
青葉山
'14.5.12
塩竃市 伊保石公園
       '14.3.28
塩竃市 伊保石公園
    '14.4.16
塩竃市 伊保石公園
 花:「春に新葉の出る前に1本の花茎が葉の集まりより5〜17cm位に高く立ち、花軸は円
  柱形で葉はなく中部以下では鱗片葉を数個つける。花は茎頂に散房状につき、淡紅か
  ら濃紫色までいろいろあり、広鐘形。花被片は6枚、線状倒披針形で長さ1cm内外、扁
  平で質は厚い。雄しべは6個で花糸は長く、長さは花被片より長い。花がすむと花茎は
  のびて30〜40cmになり、同時に花被片はそのまま色があせ、うすよごれた黄緑色また
  は白化したまま残る」。
 子房:「球形だが刮ハになると3つの突起状になり、胞間裂開をして中から両端が長く尖
  った細い糸のような種子がこぼれ出る」。
 葉:「地表に広がってロゼット状。倒披針形…鋭尖頭、基部は次第に狭くなり、少し革質
  で平滑、老葉の先端からは時に新しい苗を出す」。地面に接した葉の先端から小株が
  出て増殖する。
 花の色:濃紅紫色〜淡紅色〜白色まで変化が多い。しかし、白花タイプで、シロバナショ
  ウジョウバカマと呼ばれるものは、「葉がやや薄く、縁が細かい波状になるもので、本
  州(関東以西)・四国に産する」もの(@の写真はこれに当たらないらしい)。
 【猩々袴】
  
赤い花を猩々に、
   地面に広がる葉
   を袴にみたてて
   …。
  花期:4〜5月
  平地〜高山。やや
   湿った所
  常緑
  高さ:10〜30cm
  北海道〜九州
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