● ミスミソウ |
Hepatica nobilis Schreber var. japonica Nakai f. japonica (Nakai) Yonek. |
植物観察ノート 宮城県 |
'11.4.30 仙台市 野草園 植栽 |
'11.4.30 仙台市野草園 植栽 |
'15.4.21 山形市野草園 植栽 |
花:「早春の3月頃、長い柄を数本出し、柄の先に白色花を つける。花の下に接して3個の卵形の総苞があり、緑色で 外面に白毛がある。花は径1.7p内外。萼片は花弁状で6 〜9個あり、披針形あるいは卵状披針形である。花弁は 無い。雄しべは多数で黄色。雌しべも多数、子房は有毛」 「径1〜1.5cm…頂生…。特に若いとき、葉や花茎に長い 白毛がある。萼片は変異が多く、数は6〜10枚、形は卵 状披針形、披針形、長楕円形、線状披針形、色は白色、 淡青色、淡紫色、または淡紅色」。 痩果:「多数、下に宿存する緑色の苞がある」。 葉:「全部根生で叢生し、長い柄があり、葉面は基部が心 臓形で3尖裂し、裂片は全縁で先端は鋭形、葉質はや や厚く葉面に多少つやがある。葉の裏や葉柄には長い 毛がまばらに生えている」「根出葉の裂片は鋭頭、茎葉 は鋭頭〜鈍頭」。(cf. スハマソウ) 本種は、スハマソウとともに別名ユキワリソウと呼ばれる。 その違いは葉の先端の尖り具合…。仙台市野草園には両 方とも植栽されて標示もされているが、その識別は困難。 植栽当初は違いがもっとはっきりしていたのかもしれない が…と係の方の言。ここではとりあえず便宜的に、より尖っ た方を本種とし、より丸い方をミスミソウとしておいた(これ は、園内の表示とは必ずしも一致していない)。 |
【三角草】 葉の形から…。 別名:ユキワリソウ 花期:2〜4月 高さ:10〜15cm 常緑 林下 本州(中部以西)、 九州 |
'11.4.30 仙台市 野草園 植栽 |