ヤマドリゼンマイ
シダ植物ゼンマイ科]=
Osmundastrum cinnamomeum (L.) C.Presl var. fokiense (Copel.) Tagawa
植物観察ノート 宮城県
目次] [] [索引] [参考文献] [オニゼンマイ]
'09.5.31
仙台市 泉ヶ岳芳の平
'10.6.22 栗原市 栗駒山
世界
谷地
 葉:「直立するが上部では多少開き気味となり、栄養葉と胞子葉の2形がある」。
 栄養葉:「はじめは全体にわたって赤褐色の綿毛をかぶり、成長後も葉柄上に
  は残っている。葉身は長さ30〜60cm、幅10〜25cm、長楕円形、2回羽状複
  葉、下部は多少とも狭くなる。羽片は長楕円状披針形で先端は尖り羽片に深
  裂し、長さ5〜14cm、裂片は接近して並び、鈍頭または円頭、やや革質で鮮
  緑色、ふちにわずかに毛が残り、2叉する側脈がある」。裂片と裂片の隙間に
  毛(矢印)がある(cf. オニゼンマイ)。
 胞子葉:「栄養葉よりも小形、2回羽状に分裂し全体に黒毛の混じった赤褐色の
  綿毛をかぶる」。
 胞子嚢群:「球形の小形胞子嚢の集合したものにすぎず、包膜はない。胞子嚢
  には環帯がないのはゼンマイと同様である」。
 【山鳥銭巻】
   直立する胞子葉
   をヤマドリの尾に
   見立てた?…。
  夏緑性
  山地。陽向の湿
   原・湿地、林下
   (群生)
  高さ:70〜100cm
  北海道〜九州
'09.5.31 仙台市 泉ヶ岳芳の平
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