● タニヘゴ |
Dryopteris tokyoensis (Makino) C. Chr. |
植物観察ノート 宮城県 |
'13.10.4 大和町 南川ダム |
a→ |
↓c |
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羽軸 |
'13.11.17 大和町 小野 |
'13.10.4 大和町 南川ダム |
←b |
'13.10.4 大和町 南川ダム |
【谷ヘゴ】 東京北部・道灌山 の低湿地で発見さ れ全体がイワヘゴ に似る…。 夏緑性 高さ:100〜150cm 明るい湿地 北海道〜九州 |
葉:「束生し先まで直立」。 葉身:「楕円状披針形、鋭尖頭、基部も狭くなる。1回羽状複葉で、羽片は多数 中軸から開出し、長披針形で羽状に浅裂〜中裂するが下部のものは斜め下 方に出て、はるかに小形の卵形となる。羽片の基部は通常浅い心臓形か鈍 形で柄がなく、最下の1対の裂片は最も大きく、しかも不連続に大きく耳状に 突出する。中軸にも羽片の中脈にも鱗片がまばらに残る」。下部の羽片(矢 印a)は短縮する。中部羽片の最下裂片は上下とも(矢印b)大きくなる。「裂 片の中肋の下部は羽軸に対して斜めに傾向く」「弓状に曲がる」(矢印c)。 葉柄:「葉身よりもはるかに短く、淡褐色〜暗褐色で披針形から楕円形の膜質 鱗片を密生する」。 胞子嚢群:「上部の羽片だけに生じ、羽片の中脈に接して、その両側の支脈上 につき、やや大形である。包膜も大形でやや縦長の円腎形となる」「包膜は 馬蹄形で羽軸寄り」。 |
'13.10.4 大和町 南川ダム |