● クサソテツ |
Matteuccia struthiopteris (L.) Tod. |
植物観察ノート 宮城県 |
'11.5.26 仙台市 東北大学植物園 |
'13.9.29 山形市山寺 |
'07.5.3 加美町 荒沢 |
'13.9.29 山形市 山寺 |
【草蘇鉄】 栄養葉が茂った姿をソ テツに見立てて…。 別名:コゴミ(若芽)、ガ ンソク(雁足:胞子葉 が雁の足に似る。) 夏緑性 山地。明るい草原、湿 地(群生) 北海道、本州、四国(ま れ)、九州 |
葉:「栄養葉と胞子葉との二形があり根茎から束生する。春に栄養葉が 最初に現われ、胞子葉は秋に出る。栄養葉は長さ1mに達し、草質、鮮 緑色でその形態は端正で美しい」。 栄養葉葉身:「倒披針形、先端は急に狭くなり、羽片は30〜40対も生じ羽 状に深裂し、隣りのもの同士が互に接して密に中軸から開出し、線形、 先端は鋭尖頭、柄はなく毛もない。下方の羽片は根元に近いほど次第 に小形になり最後には小耳状に縮小する。裂片は長楕円形、ほとんど 全縁で先端は鈍頭、羽片の基部の後ろ向きの第1裂片は特に長く伸び 鎌状になり葉の中軸をおおうのはよい特徴である」。 胞子葉:「栄養葉の集団の中心部から出て、丈は低く約60cm、羽状に分 裂し、羽片は幅狭くふちは羽状に浅く裂け、裂片も縮小し裏側に巻いて 胞子嚢群を包む」。 葉柄:「短く、その基部は広がって横断面は広三角形となり披針形で全縁 の鱗片をまばらにつける」。 胞子嚢群:「脈の背側に生じ羽片中脈の両側に2〜3列に並ぶ」。 「コゴメまたはコゴミといって山村では若葉を食用とする」。 |