● ホウライシダ |
Adiantum capillus-venesis L. |
植物観察ノート 宮城県 |
'14.12.2 塩竃市 塩竃神社 逸出 |
'14.12.2 塩竃市 塩竃神社 逸出 |
葉身:「長卵形または広披針形で…下半部では2回羽状複葉的となる。羽軸は糸状 で細く、羽片はゆがんだ扇形で基部は広いくさび形、前側のふちはいろいろの程 度に切れ込んで数個の裂片に分かれる。色は黄緑色うすい草質で乾くと膜質にな り無毛で表裏の区別がない」。 葉柄:「光沢のある紫褐色でもろい針金状」。 胞子嚢群:「裂片の上側のふちにつき、ふちが反り返ってできた包膜に包まれる」。 「関東南部にもしばしば産するが真の自生ではないようである」。 石垣の隙間、2mほどの範囲にまばらに群生しているが、やはりなんらかの事情に よる逸出なのであろう。いずれにせよ、本宮城県では初観察例とのこと。 |
【蓬莱羊歯】 台湾に自生が多い ので台湾の異称・ 蓬莱…。 常緑性 高さ:20〜40cm 陽向の路傍や海岸 近くの石垣や崖、 水分の多い所 本州(千葉県以西本 州南部)〜沖縄 |
'14.12.2 塩竃市 塩竃神社 逸出 |