葉:「葉身は浅緑色でうすい草質、毛はなく三角形、鋭尖頭で長さと幅がほぼ等しく… 3回羽状に分裂し、羽片は5〜7対あって、柄がある」。葉身は葉柄より長い。最下羽 片がほぼ一番大きく、柄は長さ5cm前後。 小羽片:「長楕円形から広披針形、鋭尖頭、短い柄がある。終羽片はまたは終裂片は 広披針形〜長楕円形、円頭〜鈍頭で歯牙があるかまたは羽状に分裂する」 「葉身 の2回目に分かれた小羽片には長さ2mm前後のはっきりした柄を持ち、基部は心 形にくびれる」。葉軸の裏側に短毛はない。(cf. オニヒカゲワラビ)。 葉柄:「やや太く…淡緑色から淡褐色、基部に披針形、全縁、膜質でつやのある黒色 の鱗片がわずかにつく」。基部の鱗片は全縁で黒褐色、狭披針形で、長さ1cm前後 に達する。 胞子嚢群:「終羽片または終裂片に4〜10個あって、それぞれの中肋よりに互いに接 して並び、線形、ときどき背中合わせになる。包膜…薄い膜質で全縁」。中肋にほ ぼ接して出て、辺縁近くまでのびる。 |
● ヒカゲワラビ |
Diplazium chinense (Baker) C.Chr. |
植物観察ノート 宮城県 |
【日陰蕨】 夏緑性 高さ:50〜 110cm 林下の湿っ た所 本州〜九州 |
キヨタキシダとの混同あり、 未確認と判明。写真削除。 |