● ネコヤナギ |
=ヤナギ科= |
Salix gracilistyla Miq. |
植物観察ノート 宮城県 |
'15.5.10 山形県 東根市古最上 |
'15.5.10 山形県 東根市古最上 |
花:「雌雄異株。早春、葉よりも早く無柄の尾状花穂を上向きに出 し、白絹毛を密生する。雄花では上半部が黒色で先が尖り披針 形をしている。苞の内にただ1個の雄しべがあり、基部の腹面に 1個の蜜腺があり、葯は紅色である。雌花の苞も同様で、1個の 雌しべがあり、基部の腹面に1個の蜜腺があり、花柱は糸状で 長さ2mmほど、柱頭は非常に短く4つに分かれている」。雄しべ は2本が合体し1本となる。(cf. ヤマネコヤナギ) 果穂:「多数の刮ハをつけ、一方に傾き、刮ハは絹毛を密生し熟 すと2裂して白い綿によって細かい種子を飛び散らす」。 葉:「互生して葉柄があり、長楕円形または披針状長楕円形で先 端は短鋭尖形、基部はくさび形で、ふちには細かい鋸歯があり、 支脈が多く、初めは両面に絹毛があるが、のち上面は無毛とな り、下面は灰白色で毛が残っている。葉柄はしばしば秋の頃肥 大して、赤色となり翌春に出る若い穂を抱いていることがある」。 托葉:小さい半月形。(cf. ヤマネコヤナギ) 樹皮:「暗灰色」。 |
【猫柳】 花穂が猫の尾 みたい…。 落葉低木 花期:3〜4月 高さ:0.5〜3m 水辺 北海道〜九州 |
'15.5.10 山形県東根市古最上 |