タヌキラン
カヤツリグサ科
Carex podogyna Franch. et Savat.
植物観察ノート 宮城県
目次] [] [索引] [引用・参考文献
'15.5.18 仙台市 奥新川
'15.5.18 仙台市
    奥新川
   '15.5.18
仙台市 奥新川
'09.4.4
仙台市
野草園 植栽
'11.5.5 仙台市野草園
         植栽
'09.4.4
仙台市
野草園 植栽
'11.5.5 仙台市
野草園 植栽
 【狸蘭】
   果穂の様子をタヌキ
   の尾にみたてて…。
  花期:6〜7月
  高さ:30〜100cm
  山地。水のしたたり落
   ちる岩壁など
  北海道(西南部)、本
   州(中部以北)
 「根茎は鋼強で横に短く伸び、株はゆるく叢生する」。
 花:「葉とともに小形の葉若干を持つ茎を出し、頂に紫
  褐色に淡緑を帯びた大形の小穂4〜5個が下垂し、
  その頂生の1個は雄小穂、他はみな雌小穂でいず
  れも細長い柄があり、また下方のものには花穂より
  長い無鞘の苞があり、雌花穂の形は球状広楕円体、
  長さ2p位。鱗片は楕円形、紫褐色で芒がある。果
  胞は幅の狭い長披針形で長さ6mmを超え、また基
  部にある細い柄の長さは遥かに鱗片より長く、背面
  は褐紫色、両縁に毛を生じ、先端は浅く2裂して尖る。
  柱頭は2個あるが早落性」。小穂「上部の1〜3個の小
  穂は雄性、長さ1.5〜3cm、幅約5mm。下方の2〜4個
  は雌性、楕円形、長さ2〜4cm、幅1〜2cm、長い柄が
  あって垂れ下がる」。雌小穂開花時は上向きだが次
  第に垂れ下がる。雌鱗片「濃褐色〜黒黒色で果胞よ
  りも著しく短く、円頭または凹頭短芒端」。
 葉:「長さ20〜30p、幅6〜8mm位の広線形で質は軟
  らかく、縁はざらつき、下部は葉鞘となって、片側は
  淡緑色の膜質である」「幅5〜12mm、やわらかく、裏
  面は粉白を帯び、花後に著しく伸長する」。
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