【数珠菅】
   軸に配列する果胞
   が数珠に似る…。
  果期:5〜6月
  高さ:有花茎30〜
   60cm
  湿り気のある疎林
   地や林縁、路傍
  北海道〜九州

ジュズスゲ

カヤツリグサ科
Carex ischnostachya Steud. var. ischnostachya
植物観察ノート 宮城県
目次] [] [索引] [参考文献] [ミヤマジュズスゲ] [ヤワラスゲ]
'15.6.20 松島町 扇谷
 写真誤同定疑い発生。いったん写真削除。
 「叢生し、匐枝はない」。
 花:「葉の間に細い三稜形の茎を出し、直立した小穂をつける。雄小穂は頂
  生し汚黄色の線形でその下に1〜2個の雌花穂をつける。雌小穂は穂体よ
  りも長い苞を伴い、細い柄があって葉鞘に包まれ、狭円柱形で長さ3〜4
  cm位。果胞は多少まばらにつき、生時緑色で乾けば暗色になる。雌花の
  鱗片は小形、卵形で淡黄色。果胞は卵状披針形体、斜めに穂軸について
  はるかに鱗片より長く、長さ4mm内外、縦脈が著しく無毛で、先端は長い
  嘴となり、末端は斜めに2裂し、その間から3柱頭がわずかにあらわれる」。
  苞の「葉身が長」い。頂小穂は雄性、「線形で淡色、長さ2〜3cm」。側小
  穂は「雌性で直立」、「2〜5個で長さ2〜5cm」。雌鱗片は「淡緑色で果胞
  の1/2〜1/3の長さで、鋭頭または鈍頭」。
 葉:「幅広い線形で幅6〜8mm位、暗緑色で軟らかい」。
 茎:「基部に紫褐色の鞘状葉がある」。基部の鞘は「無葉身で、暗赤色」。
 「(日本名は)果穂に基づくものであるが、仮にヤワラスゲと本種の日本名
 を交換すると、実情に合致するものと思われる」。
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