'10.9.26 登米市 平筒沼 |
'10.9.26 登米市 平筒沼 |
「『蓼食う虫も好き好き』のタデはこのヤナギタデのことで、葉にピリッとした辛味がある のが特徴。葉を香辛料やタデ酢に利用し、若芽を刺し身のつまにするため、いくつかの 品種が栽培されている。食用に利用される唯一のタデ」。 花:「枝先に花穂を出し、白色の小花と、わずかに紅色を帯びる宿存萼を持つ小花をや やまばらにつけ、穂の先は垂れ下がる。萼片は4〜5個に深裂し、長さ2〜3mm、細腺 点がある。花弁はない。雄しべ6個、子房は楕円体で、花柱は2個ある」「総状花序は 頂生か腋生して、細長く、まばらに花をつけ、上部は垂れ…。萼は4〜5裂し黄緑色 で先は赤みを帯び、透明な腺点が密にあり…。雄蕊は6個」。 痩果:「卵状円形で凸レンズ形、あるいは3稜形で、宿存萼に包まれている」「ふつうレン ズ形で、卵形または卵円形、点状の隆起があり、光沢はなく、暗褐色」。 葉:「有柄で、互生し、広披針形で、両端は尖り、無毛、小腺点が密生し、緑色で、味が 辛い特性がある。さや形の托葉にふちには毛が並んで生えている」「日に透かしてみ ると、小さな明るい点が見える」「葉柄は短く…披針形〜長卵形、両端は細まり、毛が ないか、または中脈と縁に短毛があり、両面には透明な小腺点がみられ…辛みがあ る」。托葉鞘「筒状で膜質、短い縁毛がある」。 茎:「直立し、枝を出す」「無毛」。 「一年生草本であるが、時には田の中にあって越年し、春早く咲き、あるいは水中にあ って多年生となることがある」。 |
【柳蓼】 葉がヤナギに 似る…。 別名:ホンタデ、 マタデ(真物の タデ…) 花期:7〜10月 高さ:40〜60p 水辺、湿地 日本全土 |
14.10.10 多賀城市 加瀬沼 |
'10.9.26 登米市 平筒沼 |
'10.9.26 登米市 平筒沼 |
● ヤナギタデ |
=タデ科= |
Persicaria hydropiper (L.) Delarbre |
植物観察ノート 宮城県 |